西神戸朝鮮初級学校「第32回愛校祭」 |
「みんなでハッキョを盛り上げよう!」
2日、小春日和の秋空の下、西神戸朝鮮初級学校で「第32回愛校祭」が開かれた。 実行委員会および関係者は、数カ月間の準備と度重なる協議を経てこの日を迎えた。 総連西神戸支部と総連須磨垂水支部、商工会、青年同盟、女性同盟、青商会など地域の全組織をあげて「ハッキョのため、ハクセン・オリニのために」を合い言葉に、同胞家庭を訪問し、バザー商品の提供などの協力を呼びかけてきた。 女性同盟さん下のオモニたちは、手作り品を丹精込めて作り上げ、当日は美味しい朝鮮料理などで来校者をもてなした。 神戸朝鮮高級学校に通う同校の卒業生も屋台を担当し、舞台で行われた公演では母校の校歌を熱唱した。
ある同胞は、「政治情勢も経済状況も厳しいが、ハッキョに来ると元気がでる。より良い学校作りに励んでほしい」と述べた。またあるオモニは、「学生時代、教員時代そして保護者として、延べ31年間、私の人生の4分の3にもおよぶ期間を、西神戸ハッキョに通ってきた。末っ子が卒業するので本当に寂しい。でも、これからもハッキョのためならどんなことでも手伝いたい」と涙ながらに語った。 この日は同校児童・オリニたちの公演に続き、近くの真野小学校児童のリコーダー演奏や丸山小学校のまるやまファイターズ(チアダンス)、そして日本の学校に通うコリアン児童たちの蓮池オリニソダンのメンバーが「ウリエ ソオォン」の合唱を披露するなど、終始なごやかな雰囲気の中でイベントが行われた。 閉会の挨拶に立った、金洸鎭・教育会会長は、400人を超える同胞と日本の友人が訪れたことに謝意を表し、「これからも地域のハッキョとして、みんなの力を合わせてもり立てていこう!」と締めくくった。 大盛況で愛校祭を終えた実行委員会は、近く最後の会合を開き、100万円を超す教育支援金を寄贈する予定だ。 また、23日には「第31回チャリティーコンペ」が大神戸ゴルフクラブ須磨コースで開かれる。 問い合わせは同校まで。 TEL 078−671−1963。(西神戸朝鮮初級学校) [朝鮮新報 2008.11.14] |