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愛知中高創立60周年記念 同胞の思い込めた「鐘の音」守り続けたい

多様な特別企画で盛大に

喝采を浴びた音楽舞踊アンサンブル

 愛知朝鮮中高級学校創立60周年記念行事が10月12日、同校で行われた。総連中央の許宗萬責任副議長、同胞、活動家、歴代校長、衆議院議員、県議会議員、市議会議員、市民団体代表や外国人学校の教員、生徒など4000人が参加した。

 1部記念大会では黄判坤校長の記念報告、来ひんの挨拶、記念品の贈呈があった。

 生徒たちが出演した2部の音楽舞踊アンサンブルは同胞たちから喝采を浴びた。

 序章の合唱と舞踊「誇らしきウリハッキョ」、1章の映像と語り「門出−同胞の素朴な願い」、男声重唱「祖国に馳せる思い」、舞踊「花となり」で生徒たちは民族学校を築き守り続けてきた同胞たちの祖国への思いを表現、学校にこだまする鐘の音には解放の喜びと、自主を願う思いが込められていると語った。

 2章では誇り、3章、終章では未来を担う決意が述べられた。生徒たちは伝統を継承し発展させた先に輝かしい未来が待っていると力強く宣言した。

 生徒代表の李大樹さんは、このような舞台に立てるのは同胞たちの愛情と支援があってこそと話し、「公演には10年後も20年後も変わらない愛校精神と、未来への確固たる思いを込めた」「母校で学んだことを忘れずに堂々と世界に羽ばたいていきたい」と述べた。

 14期卒業生で連合同窓会の李学秀会長は、民族教育が与えてくれる普遍的なものは、やはり「民族の心」だと言う。民族教育のために卒業生の力を合わせ、学校を盛り立てて生いきたいと語った。

 3部は記念祝典・連合同窓会で盛り上がった。

 運動場に設置された特設ステージでは、文化公演のほか、基金贈呈式、歴代校長の紹介、ブラジル人学校生徒による公演が披露された。

 また、60周年に則して「60メートルのり巻き作り」、写真展、朝鮮相撲大会、腕相撲大会、文学、写真作品に対する表彰、抽選会など特別企画は一日中続き、会場は創立60周年を祝う同胞たちの熱気に包まれた。「学校閉鎖令」など、あらゆる試練を乗り越えて60周年を迎えた喜びを同胞たちは分かち合った。(鄭尚丘記者)

[朝鮮新報 2008.11.4]