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九州中高生徒が作文コンテストで最優秀賞

在日外国人問題を提起

 第27回全国中学生人権作文コンテスト福岡県大会(主催=福岡県人権擁護委員会、福岡法務局)で、九州朝鮮中高級学校中級部2年の朴愛香さんが最優秀賞を受賞した(写真)。また、全国大会でも奨励賞に輝いた。

 同大会には、県内245の中学校から4万5223編の応募があり、最優秀賞(3編)をはじめ特別賞、優秀賞などが選出された。12月9日には、福岡県の春日市クローバープラザで最優秀賞3編と特別賞3編の発表会が行われ、同日付の西日本新聞には最優秀賞3編が全文掲載された。

 朴さんの作文のタイトルは「ヒーローになりたい」。初級部の頃、警察官(ヒーロー)にあこがれていたが、それが叶わないことだと気づき、なぜ同じ国に住み同じ義務を果たし、同じ権利を持つ人間が平等に扱われないのかという問題を、中学生らしい感性でみずみずしく描いた。

 審査委員の講評では、在日朝鮮人の立場から日本に定住する外国人に対する人権上の制約がどこまで許されるのかというテーマに関し、鋭く問題を提起したものとして高く評価された。【九州中高】

[朝鮮新報 2008.1.15]