top_rogo.gif (16396 bytes)

各地で日本政府の朝鮮学校に対する差別措置撤回を求める署名運動

京都、目標の1万人突破

 総連京都府本部は、日本政府による朝鮮学校に対する税制上の差別措置を撤回させるための署名運動を7月7日から積極的に推進している。

 同本部は署名運動推進委員会を設置し、1万人を目標に幅広く運動を展開してきた。

 8月11日からは、街頭での署名活動を行い、朝鮮学校の教員や活動家、同胞ら75人が参加した(写真)。

 京都では、府下すべての朝鮮学校学区内で街頭署名活動を展開し、街を行き交う市民らに日本政府の不当な差別政策について訴えた。また、京都中高の生徒、留学同の学生たちも独自に街頭署名活動を展開した。

 その結果、8月末時点で本部が設定した目標を超える1万人以上の署名を集めた。【京都支局】

東京朝高2年生 一日で3206人分集める

東京朝高周辺で署名活動する生徒ら

 東京朝鮮中高級学校高級部2年の生徒たちが10日、同校周辺やJR日暮里駅、錦糸町駅など都内数カ所で、朝鮮学校をはじめとする外国人学校の処遇改善を求めて署名活動を行った。

 今回は、生徒らが夏期社会実践活動中に行った活動に続き、さらに多くの署名をもらおうと行ったもの。当日は運動会の練習後というハードなスケジュールにもかかわらず、道行く人たちに朝鮮学校が置かれている差別の現状を訴え、署名に協力してくれるよう呼びかけた。

 生徒らは今回、3206人分を集め、夏期社会実践活動期間中を合わせると5404人に達した。

同年代にも積極的に協力をよびかけた

 JR十条駅で署名活動を行った朴憂花、白華英さんは、「少しでも差別がなくなればという思いで参加した。とくに中高年の人が協力的で、がんばってと激励してくれる人もいてうれしかった。なかには朝高生の姿を見て説明を聞く前から署名してくれた高校生もいた」と感想を述べた。

 JR錦糸町駅で署名活動を行った金裕華さんは、「思いのほかたくさんの人が協力してくれた。勇気を出して老若男女すべての人に声をかけたのがよかった」と話し、金聖和さんは「中には説明を聞いた後に協力しないという人もいたが、たくさんの人が話を聞いてくれて協力してくれた」と語った。(松)

[朝鮮新報 2008.9.16]