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朝鮮学校に対する処遇改善求め 京都中高生徒たちが街頭署名活動

民族教育守るため先頭に

猛暑の中、熱心に署名を集める生徒たち

 朝鮮学校や中華学校など一部の外国人学校に対する寄付行為について日本政府が税制上の優遇措置の対象から排除している問題が深刻化するなか、外国人学校に対する処遇改善を求める署名運動が各地で展開されている。

 そうしたなか、京都朝鮮中高級学校の生徒たちが7月17、19の両日、京都市内の街頭で署名活動を行い、1千人以上の署名を集めた。民族教育を守り発展させるため自分たちが先頭に立とうと同校高級部の全生徒が立ち上がった。

 同校生徒たちは猛暑のなか、銀閣寺周辺など市内各所で署名活動を展開。道行く市民らに日本政府の差別政策の不当性を明らかにし、民族教育の正当性を訴え、多くの支持賛同を得た。

 汗を流しながら活動する生徒たちの姿に感銘を受けたある市民は、「心から応援している。これからもがんばってほしい」と激励し、冷たい飲料水を差し入れた。

 生徒たちは、依然として冷ややかな雰囲気が残る現実を感じながらも、その反面、自分たちの活動に支持を寄せ連帯してくれる日本人も少なからずいることに大きな力を得た。そして、同胞たちが血と汗で守り築き上げた民族教育を受け継ぎ、より輝かせていく決意を実践を通して新たにした。【京都中高】

[朝鮮新報 2008.7.30]