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総連京都府本部代表ら、副知事を表敬訪問

給付金増額など善処求める

 総連京都府本部の琴基都副委員長らが14日、京都府庁を表敬訪問し麻生純副知事と面談した(写真)。

 面談には、京都府側から茂木孝二郎知事室長、総連側から権利福祉部の金秀煥副部長、京都府の民団役員らも同席した。

 琴副委員長はまず、京都府が在日外国人高齢者、重度障害者特別給付金を4月から増額したことに感謝の意を表すとともに、今後さらなる善処と府内市町村の制度策定、増額に対する支援などを要請し、国に対して制度を改め日本人と同等の年金を給付するよう引き続き提起してもらいたいと要望した。

 また、京都府国際化プランに基づき、外国籍府民に関する諸問題を意見交換・集約し知事に提出する京都府外国籍府民共生施策懇談会が総連をはじめとする民族団体や在日朝鮮人の意見を幅広く汲み事業を進めてもらいたいと提起した。

 これに対し副知事は「在日の年金問題は元来、国が措置すべきことだ。知事も話しているように市町村と協力していきたい。在日をはじめとする外国籍の府民が安心して暮らせるよう、国にしっかりと伝えたい。また、みんなで考えるフリーな懇談会にしたいので、今後もいろいろな意見を出してもらいたい」と述べた。また、同席した府庁関係者は「京都府には在日コリアンが多いので懇談会委員にぜひ入ってもらいたい」と話していた。

 この日、在日同胞高齢者の年金問題解決のため尽力してきた角替豊・京都府議会議員(公明党)も同席した。角替議員は、「行政と意見を出し合い動きやすい条件を作り、実務者同士で協議していきたい」と語っていた。(東)

[朝鮮新報 2008.5.23]