〈共和国創建60周年在日同胞大祝典〉 同胞たちの感想 |
在日同胞の熱意と力を実感
大祝典は成功裏に行われたと思う。開幕行事で、金正日総書記の指導のもと、祖国を慕い敬う在日同胞の志向が反映されていたのが印象深かった。また、舞台に上がった同胞や学生たちの幸せそうな姿から、21世紀の同胞社会の明るい未来をかいま見ることができた。雨が降ったのは残念だったが、行事の成功のために尽力したみなさんに敬意を表したい。(河創国、43、朝大教員) 東京朝高の近くに住みながらも8年ぶりにこうした行事に参加したという人もいたが、「ウリチャラン イマンジョマン アニラオ」を聞いてみんな感動していた。やっぱり「ウリノレ」を聞くと心地良いものだ。とくに雨のなかでも子どもたちが一生懸命歌う姿を見て感動した。今日のようにいろんな同胞が集まって楽しめる場を提供し、若い世代の力で同胞社会を盛り上げていきたい。(朴日宇、37、東京都北区) 埼玉初中と幼稚園のオモニ会は、祝典を盛り上げ、学校運営を支援しようと売店を出して汗を流した。子どもたちも行事を楽しんでいるようだった。家で「祖国が60歳の誕生日を迎えたんだよ」と話していたが、こうした行事に参加し多くの同胞と接することになれば教育にも良いと思う。子どもたちが元気に育ってくれたら。(李春桃、40、埼玉県さいたま市) 雨で心配したが想像を超える盛り上がりで驚いた。まだまだ捨てたもんじゃないと感心している。茨城では青商会の民族フォーラムを成功させようと、早くも企画の準備や宣伝活動を展開している。これまでの開催地に比べると同胞数が少ない地域だが、これまで以上の規模で成功させようとみんな団結して取り組んでいる。今日は、成功への自信と大きな力をもらった。(宋龍舞、43、茨城県水戸市) 東京朝高に足を踏み入れるのは初めてだったので緊張したが、いざ来てみるとどうってことはなかった。雨のなかでもスタッフもがんばっていて、とても居心地が良かった。多くの同胞に囲まれ、心の底から楽しめた。(徐鎮永、35、東京都新宿区) 悪天候のなかでもこんなに多くの人が集まり、在日同胞の意気込みを感じた。子どもから大人まで一堂に会して楽しく過ごせるこのような行事はとても貴重だ。ふだん、接することが少なくなった「民族の雰囲気」がとても心地よかった。(「希玉、24、東京都板橋区)
雨のなかで、行事のために必死に動く同胞たちの姿がまぶしかった。そんな姿を見て「やる気」がわいてきた。日ごろ得られない一体感を感じられた。(朴未伶、25、東京都荒川区) 今日は家族総出で来た。5年前の祝典にも参加したが、そのときも今も祖国への思いは変わらない。今日、ここに参加した同胞たちは愛国者だ。とても気分のいい日だ。(全昌龍、55、東京都東大和市) 今、自分の心が豊かになっていくのを感じている。すごくうれしくて心が弾んでいる。雨の中、体はここを離れたいはず。でも、みんなここから離れないのは、ここにいたいからだと思う。(朴勝司、50、東京都東大和市) 同胞たちのパワーはいまだにすごい。こんな情勢の中で時折、気弱になるときもある。それでも今日ここに集まった「熱い同胞」たちと触れ合って、これからもがんばっていこうと思った。(呉勝仁、57、東京都足立区) ふだん地域での小さな集まりには参加しているが、大規模な行事に訪れるのは久しぶり。こんなに大きな集まりができることに組織の力を感じた。来て本当によかった。(林聖一、36、東京都墨田区) 地方から出てきて、東京での行事に初めて参加した。自分の父母が今年、還暦を迎えることもあり感慨深い。情勢がよくないなかで、総連のまわりに集まっている同胞たちの力はすごい。留学同や人権協会など、これからも組織と関わっていきたい。(金初禧、30、東京都港区) 昨今、総連に対する策動が続くなかで、こうして大勢の同胞が集まり、1世から4世までが共に舞台に上がり、「ウリ チャラン イマンジョマン アニラオ」を歌う姿は感慨無量だった。今では、多くの親友が亡くなった。一緒に60周年を迎えられたならどんなによかったかと思う。この場にこうして参加できた私は幸せ者だ。歩んできた道は正しかったと誇りを持って言える。若い世代にも、どんな反動や混乱があっても、信念を持ってたたかってもらいたい。(黄泳泰、83、東京都新宿区) あいにくの雨だったけど、足を運んで本当によかった。これだけ多くの同胞が集まるということは、みんな同じ気持ちなんだと思った。言葉では言い尽くせないけど、パワーがすごい。この力が寄り添い合って、もっと大きな一つになればと切に感じた。失ってはいけない、大事な場所。これからもこういう場にはたくさん訪れたい。(朴光子、67、東京都江東区、黄豊子、67、東京都江戸川区) 雨が降らなければ、なお良かったけれど、濡れたって大丈夫! そのくらい良かった。「第3回ウリノレ自慢中央コンクール」が楽しかった。高3の頃、朝鮮建国30周年を祝して駒沢競技場で大行事を催した。老若男女たくさんの同胞で盛大にお祝いした。やっぱり、組織がなきゃ私たちはこうしていられない。組織がしっかりするためには、学校を守らなければ。これからを担う学生たちの存在が何よりも大切。(諸孝石、63、東京都足立区) 1世同胞たちの過去に思いを馳せた。まだ国がない時期の苦労はいかほどだったか、それゆえ朝鮮が建国された時の喜びはいかほどだったか。1世同胞たちが築き上げてくれた土台があってこそ、私たちがこうして生活できているんだとあらためて感じた。睦まじく豊かで力強い同胞社会を築けるよう主動的にがんばっていきたい。(朴京秀、23、東京都荒川区) 人生で一番大きな舞台に立った。緊張もしたが、朝大の先輩や神奈川朝高の生徒たちと一緒に6曲を演奏した。雨の中での演奏は初めてだったが、朝鮮建国60周年を祝う気持ちを楽器に込めた。今日の感動を胸に、同胞社会で有能な音楽人を目指したい。(高宇範、18、東京朝高吹奏楽部主将) 今日みたいに同胞がたくさん集まれば、雨が降っても気にならない。売店のスタッフたちも一生懸命働いていた。これからも在日同胞は民族心を持って暮らしていかなければならない。(徐昌英、38、東京都北区) 特等の自動車が欲しくて朝大卒業後、久しぶりにこのような行事に参加したが、九州出身の自分としては同胞の数に驚いた。同級生とも久しぶりに会うことができ、とても意義深い一日だった。(李根一、26、神奈川県横浜市) 大祝典に参加して朝鮮人としての自信を取り戻せた。これからも、このような機会をたくさん作ってくれればと思う。埼玉同胞合唱団のメンバーとして大絶賛を受けたので、気持ちよく帰れる。(朱晶淑、55、埼玉) [朝鮮新報 2008.9.26] |