top_rogo.gif (16396 bytes)

留学同の「100日間運動」 各地方本部、実情に沿った活動

最高の「マダン」をめざして

留学同中央は、同胞学生を一人でも多く「留学同ネットワーク」に網羅することを呼びかけた

 留学同の同胞学生たちが「トンポアイネット拡大21−100日間運動」を力強く推し進めている。留学同では運動期間を「探そう! 会おう! 同胞学生、守ろう! 民族性、『留学同ネットワーク拡散運動』夏のスペシャル100days」とし、共和国創建60周年と留学同結成記念日を同時に迎える9月を多くの成果で迎えようと「特別な夏」を送っている。

 留学同は今年、恒例行事のサマーセミナー「マダン」を3年ぶりに全国行事として開催する(12〜14日、兵庫県養父市)。「トンポアイネット拡大21」の象徴的行事にしようと、過去数年間、東西で分催されてきた「マダン」を一本化し、これまでの約2倍の同胞学生を網羅した。

 セミナーの正式名は「マダンMAX」。従来の「マダン」を継承しつつ、準備過程、成果、動員力、参加者が得るもの全てを「最高」のものにしたいという想いが込められている。地方本部の学生代表で実行委員を選出し、すべての準備作業を主導してきた。

 留学同中央は、第29次大会(3月)で大学での活動をより活発化して同胞学生を一人でも多く探し出し、「留学同ネットワーク」に網羅するための「窓口」を増やすことを提起し、支部学習会、科学、文化、体育の各種サークルをフル稼動させようと呼びかけた。「マダン」の成功が念頭にある。

 これを受けた各地方本部は、即時に「マダン」に向けて組織強化を計ってきた。関東では東京、西東京、埼玉、神奈川の各本部に属する留学同の支部委員、マダン実行委、サークル責任者たち20余人からなる「留学同『トンポアイネット拡大21』関東ブロック協議会」を新たに立ち上げ、活動の幅を広げるための討議を繰り返した結果、「マダン」の成功を左右する最も大事な行事として新入生歓迎会を位置付けた。

 本部別、ブロック出身校、専攻別など学生の要求に合った歓迎会を行い、実数で昨年度比2.5倍の学生を網羅したほか、その勢いを駆って東京大学をはじめとする都内8校に「コリアン学生サークル」を新設し、フットサルサークル、サムルノリサークルなど多くの「器」を造った。

 東海地方本部では、新入生を「マダン」実行委に積極的に登用し、愛知、静岡、岐阜、三重にまたがる広い地域にもかかわらず訪問活動を展開し、期間前に目標を達成した。

 大阪地方本部では、大学内コリアン学生サークルを8校から10校に増やし、常に同胞学生の目に留まる活動を意識的に続け、60人以上の同胞学生を探し出すという成果をあげた。

 「マダン」実行委の李未来委員長(留学同大阪、大阪外国語大学4回生)は「在日同胞学生一人ひとりと出会い、個々の経験にしっかり耳を傾け、語り合うこと、互いの違いから、共通項を探し出すことが大事だ」と述べ、成功への意気込みを語った。

 「マダン」を成功させるための熱意にはなみなみならぬものがあるが、これが「ゴール」ではない。「共和国創建60周年留学同代表団」「夏のコリアン医療・福祉セミナー」(医協との共催)、ブロックごとの支部委員講習会など、「トンポアイネット拡大21」を新たな段階に押し上げていくための準備を着実に進めている。

 すべての活動家と同盟員たちは、「100日間運動」の先頭に立って、9月9日の共和国創建60周年を迎えることを決意している。【留学同中央】

[朝鮮新報 2008.8.11]