「『トンポアイネット拡大21』中央熱誠者大会」 貴重な経験学び開拓者、先駆者に |
1200余人の活動家、同胞ら参加、5月31日〜6月1日まで盛大に行われる
「『トンポアイネット拡大21』中央熱誠者大会」が5月31日〜6月1日にかけて朝鮮大学校で行われた。 中央熱誠者大会は、総連第21回全体大会で提起された「トンポアイネット拡大21」の過程で成し遂げられた成果と経験をすべての組織と活動分野で広く一般化し、「トンポアイネット拡大21」を新たな段階に押し上げるたたかいに総連のすべての活動家が決起する目的で行われた。 中央熱誠者大会には、各地で運動を力強く推し進めてきた1200余人の総連活動家と非専従役員、同胞らが参加した。 この日、朝大では教職員と学生らが校門から会場となった講堂まで横断幕や花束を手に並び、吹奏楽と農楽で参加者らを歓迎した。 「愛国歌」の斉唱で幕をあげた大会では、参加者らに送られてきた朝鮮の最高人民会議常任委員会の祝電を、総連中央の徐萬述議長が朗読した(別掲)。
続いて、総連中央の許宗萬責任副議長が中央熱誠者大会の報告を行った。 責任副議長は報告で、「トンポアイネット拡大21」の政策的要求と21全大会後に成し遂げられた成果と経験について触れながら、「トンポアイネット拡大21」を新たな段階に押し上げるための課題を提示。朝鮮創建60周年を輝かしい成果を持って迎えるための「トンポアイネット拡大21 100日間運動」に決起しようと訴えた。 大会では、2日間にわたって「トンポアイネット拡大21」で成し遂げられた模範と貴重な活動経験について12人が討論したほか、生徒受け入れ事業と準正規教育事業、大衆文化スポーツ活動、民族結婚を成就させるための活動と子育て支援活動、総連と女性同盟の分会の活動などを積極的に展開し、新しい世代をはじめとする幅広い同胞の志向とニーズに沿って運営されている民族的な「器」などの成果と経験を紹介する7編のビデオ討論があった。 大会では金正日総書記あてに手紙を送った。 初日目の大会終了後、金剛山歌劇団と地方歌舞団、朝大学生と西東京朝鮮第1初中級学校の生徒ら330人が出演する芸術公演が行われたほか、2日目の大会に先立ち、参加者らが図書館と歴史博物館、自然博物館を見てまわった。また、グラウンドで行われた朝大学生らによる行進も観覧した。 大会の最後には、参加者らの交流会が行われた。 交流会では、総連中央の徐萬述議長が乾杯のあいさつをしたのに続き、総連の本部と支部、同胞高齢者福祉施設の職員らが舞台にあがり、朝鮮創建60周年を輝かしい成果を持って迎えるための「トンポアイネット拡大21 100日間運動」に積極的に取り組む決意を披瀝した。 サッカーのW杯南アフリカ大会アジア予選に参加している朝鮮代表の鄭大世選手からのビデオメッセージが紹介されたのに続き、学生代表らが愛族愛国運動の未来を担う決意を込めた手紙を出身地域の総連本部委員長らに手渡した。 大会開催中、大学構内には「『トンポアイネット拡大21』宣伝広報資料展示場」が設けられ、各地の総連本部と支部、分会と各団体で製作、普及した約180種類の情報誌と機関誌、約220種類のポスターとチラシ、10種類のCD、DVDなどの資料が展示された。 参加者らは、「トンポアイネット拡大21」の開拓者、先駆者となり、運動に積極的に取り組んでいく決意に満ちていた。また、「トンポアイネット拡大21」の正当性と生活力を実感し、運動を新たな段階に押し上げる抱負に満ちあふれていた。 そのうえで、2日にわたる大会を通じて、朝大の学生たちのりりしい姿を見て新たな世紀の同胞社会に対する明るい展望と確信を抱いたと口をそろえた。 そして、「トンポアイネット拡大21」での貴重な模範と経験を見習い、朝鮮創建60周年を輝かしい成果を持って迎えるための100日間運動で突破口を切り開くことで、総連第22回全体大会を、在日朝鮮人運動を新たな段階に押し上げる歴史的な里程標とし、金日成主席の生誕100周年を迎える2012年までに実りある成果を成し遂げる決意を新たにした。 [朝鮮新報 2008.6.6] |