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群馬、茨城合同登山 親縁の中、親ぼく深める

 群馬・茨城合同同胞登山が11日、群馬県富岡市の妙義山中間道で行われた。

 当日は小雨模様だったが、金富顕・茨城同胞山楽会会長をはじめとする茨城の同胞12人と群馬の同胞7人、東京の同胞5人の計24人が参加した(写真)。

 群馬と茨城の同胞は、茨城朝鮮初中高級学校高級部で共に学んだことで昔から縁が深く、群馬の同胞女性の多くが茨城に嫁いだこともあり、親せき関係の同胞も多い。こうしたことから、2003年6月から合同登山が始まり、06年6月についで今回が3回目の合同登山となった。

 午前10時に妙義山に到着した参加者らは、途中で昼食、休憩をはさみながら15時25分に全員が無事登山を終えた。

 妙義山は朝鮮の金剛山に似ており、初級者から上級者まですべてのレベルにあったコースがある。また、同地域には朝鮮半島からの渡来人が暮らし、妙義神社も渡来人を祭ったものだという説がある。

 参加者らは、新緑とつつじで色づく散策コースを楽しんだ。

 今回の参加者らの中には、他の登山パーティー同様、女性が多く、初めは「私も山登りできるかしら」「こんなキツイ山は登れない」と言っていたものの、数回参加するうちに男性よりもタフになった人たちばかり。

 また、リュックサックの中には登山に必要なものではなく、いろいろな食べ物を入れてくる女性が多く、昼食時間にはそれぞれが持ち寄ったおかずを出して楽しいひとときを過ごしている。

 群馬同胞登山協会では10数年間、4月〜12月まで月1回のペースで登山を行っており、一人でも多くの同胞登山愛好家を増やそうと努力している。【群馬同胞登山協会】

[朝鮮新報 2008.5.21]