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千葉・市川朝鮮問題研究会 朝米、朝・日情勢テーマに

 市川朝鮮問題研究会の第90回定例会が15日、千葉県の八幡市民談話室で行われた。

 6者会談と日朝問題を主題にしたこの日の定例会では総連千葉県本部の康東勲顧問が「ニューヨーク・フィルハーモニックの平壌公演は国際社会に対する平和の序曲」という題目で講演した。康顧問は、公演の歴史的意義と重要性、6者会談などの国際情勢について解説。朝鮮に対する「制裁」措置を再延長しようと企図している日本政府の姿勢を批判し、措置を撤回させるための日本市民と在日朝鮮人のたたかいについて紹介した。

 参加者たちは 「平壌公演は朝米両国が平和協定を結び外交関係を樹立することを展望したもので、その意義は大きく喜ばしい」「6者会談の停滞の原因が米国にあるということをもっと詳しく知りたい」などと感想を述べた。

 また、「福田政権が制裁措置を続けていることによって、在日朝鮮人の人権と生活における諸権利が深刻に踏みにじられている」「日本政府は即時、直接対話によって懸案問題を解決しなければならない」と強調した。

 同研究会の石本剛代表(元市川市議)は 「今年夏に朝鮮国立交響楽団が英国と米国公演するという話しもあるが、これはまさに日本が孤立していることを如実に物語っている」と指摘。「制裁」措置撤回を要求する在日朝鮮人のたたかいに賛同するとしながら「ビラ配りと街頭宣伝を一緒に行おう」と呼びかけた。【千葉支局】

[朝鮮新報 2008.3.24]