青商会中央幹事会 11期3回会議拡大会議 「ミレプロ」推進、会員拡大を |
在日本朝鮮青年商工会(青商会)中央幹事会第11期第3回会議拡大会議が1日、総連中央会館で行われ、各都道府県の会長、副会長、幹事長など約70人が参加した。総連中央の鄭泰文総務局長と徐世教経済局長も共に参加した。会議では同胞育児支援事業「コッポンオリクラブ」と、人材育成支援事業「ミレプロジェクト2007」などについて報告された。 各地の活動報告
拡大会議は、昨年7月の第11期総会以降の事業総括と7月12日に千葉で行われる第12回総会までの4カ月間の目標と課題を討議するために開かれた。姜泰龍・中央会長をはじめ各都道府県の会長・副会長全員が非専従。この日の会議のために各地から駆けつけ地域の活動報告を行った。 姜中央会長は「ミレプロジェクト2007」(以下、「ミレプロ」)を推進し会員・準会員を2倍に拡大する展望を開こう」と題した報告のなかで、「私たちの考え、行動がそのまま青商会の活動を決定し、同胞社会の未来を左右するといっても過言でなない」と強調しながら、同胞社会と民族の前に青商会の足跡を刻んでいこうと呼びかけた。 会議ではまずコッポンオリクラブ事業について報告された。3月には5号目となる「ウリウリ! コッポンオリ!」のビデオ・DVD、2007年度コンサート版の発売が開始される。 同クラブではクラブサポーター制度を設けており、3月現在で136人が登録。事業拡大のため新たに、同クラブを会員制にすることが決定された。会員には、子どもの誕生日にキャラクターのポストカードを贈呈するなど多様なサービスが行われる。スポンサー企業を集っていくことも話し合われた(金剛保険とはすでに契約済み)。 会議ではまた、「ミレプロ」についても討議され、青商会が新たに立ち上げたブランド「ヘアロ(Hae−Aro)」が発表された。「ヘアロ」の第1弾商品として販売される、北京オリンピック統一応援グッズのTシャツとキャップが初めて公開された。今後、在日同胞だけでなく、北、南、海外の同胞に販売される予定だ(詳細別項)。 4時間以上に及んだ会議では、遊技業、飲食、不動産など、現在5つある部会の活動報告、また各地青商会の活動報告があった。岡山県青商会は、学校支援とともに青商会の活動資金を独自に生み出す事業の展開について、ブロックで活動する九州青商会は、会員・準会員を昨年7月の11期総会以降に160%拡大したことについて報告した。 拡大会議後、参加者たちは「ヘアロ」のロゴがあしらわれた横断幕に寄せ書きし、グッズ販売の成功を決意していた。この横断幕は、北京オリンピックの統一応援団に手渡される予定だ。(鄭茂憲記者) 人材育成事業 「ミレプロ」 「ミレプロジェクト2007」が3月1日の拡大会議を期に正式に始動した。「ミレプロ」は青商会を主軸に、同胞有資格者や朝鮮学校を支援する新事業。株式会社「ミレプロジェクト」(昨年11月に登記)が「ヘアロ」ブランドのグッズなどを販売し永続的な収益を上げ、その利益の一部をNPO法人「ウリハッキョ」(5月設立予定)を通して、弁護士などを目指す同胞学生や朝鮮学校を財政的に支援していく。 新ブランド「ヘアロ」には、「太陽のように温かい心で作り上げるウリ民族の美しい未来」という意味が込められている。太陽の朝鮮語「ヘ(背)」と、刻み込む、美しいの朝鮮語(焼稽歯奄陥、焼硯岩陥)から「アロ」をとって合わせた。「ヘアロ」では今後も第2、第3のグッズを販売していく。 [朝鮮新報 2008.3.17] |