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宮城で日朝友好親善の集い

親善の輪広げよう

 2008年「宮城県日朝友好親善協会」会員と総連各機関役員との新春の集いが2月19日、ホテル仙台ガーデンパレスで行われた。集いには、自民党、民主党をはじめとする政党に所属する県および市議会議員と協会の会員、総連の各機関代表と役員ら54人が参加した(写真)。

 集いでは、主催者を代表して協会の文屋公会長があいさつし、総連宮城県本部の朴広基委員長が情勢の解説を行った。また、県商工会の「萬石会長が祝辞を行った。

 朴広基委員長は、長きにわたって続いた朝米対決は今年、転換点を迎えるだろうと述べながら、北南関係においても10.4宣言にそって自主統一、平和繁栄の新たな時代を切り開く民族史の基本的な流れは変えられないと指摘した。

 また、日本の対朝鮮敵視政策は、「万景峰92」号の入港禁止など9項目の制裁措置と総連と在日朝鮮人に対する不当な政治弾圧、金剛山歌劇団仙台公演の会場使用不許可などに如実に現れていると非難し、日本当局は制裁と圧力ではなく、対話による問題解決の道を模索すべきであり、在日同胞の人権と生活権を保障することを強く求めた。

 集いでは、東北朝鮮初中高級学校の生徒たちによる小公演が行われた。

 集いに参加した日本人士らは、昨年金剛山歌劇団公演の会場問題を解決するために忙しい日々を送ったと述べながら、厳しい中でも公演を成功させたことに大きな自負心を持っていると語った。

 そのうえで、今年も公演を成功させることで友好親善の輪を広げ、国交正常化の早期実現と在日朝鮮人の権利擁護のためにがんばっていこうと口をそろえた。

 宮城県では2000年10月、日本の各政党と労働組合、社会団体、個人など各階層による「宮城県日朝友好親善協会」が結成された。協会ではこれまで、毎年訪朝団を組んでいるほか、金剛山歌劇団公演も中心となって成功させてきた。

 総連県本部では、厳しい情勢の中でも対外活動に力を注いでおり、昨年10月には12の新聞社、放送局の記者を集めて懇談会を開いたほか、11月には各政党役員との懇親会などを開いている。【宮城支局】

[朝鮮新報 2008.3.3]