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朝鮮代表として

 サッカーの朝鮮代表が1966年以来二度目のW杯出場を目指している。

 現地時間6日にヨルダン・アンマンで行われたアジア地区3次予選の初戦は、アウェー戦だったものの、ヨルダンに1−0で勝利し幸先の良いスタートを飾った。朝鮮代表は、前半44分にホン・ヨンジョ選手が決めたフリーキックでの1点を守りきった。朝鮮チームは今回、守備を重視した。監督の的確な采配が勝利を呼んだ。試合会場には現地独特の音楽が流れ、応援も皆無に等しかったという。このような雰囲気のなかでの一勝は、選手らにとって大きな自信となったのではないだろうか。

 この試合には、在日同胞プロサッカー選手の安英学(29)、梁勇基(26)、鄭大世(23)の3選手が出場した。チーム合流から間もなかったが、「朝鮮の選手らと一丸になりチームの勝利に貢献」(朝鮮代表監督)、「在日3選手の献身的なディフェンスと鄭大世のカウンターが功を奏した」(朝鮮サッカー協会副書記長)など、関係者の評価は上々だ。

 14日朝、3選手は中国へと発った。17日から始まった東アジア選手権大会に出場するためだ。その引き締まった表情は、実に頼もしかった。3選手がW杯本大会出場を目指し、期待に応えようと、日々精進していることが伺えた。目に見えない大きな重圧を跳ね返す、そうした芯の強さも垣間見えた。

 朝鮮は3月26日、W杯アジア地区3次予選の第2戦に臨む。在日3選手の招集も決まった。試合は平壌で行われる。相手は南朝鮮だ。(東)

[朝鮮新報 2008.2.18]