top_rogo.gif (16396 bytes)

「在日朝鮮人歴史・人権週間」開催、11月3日〜17日

日朝の市民団体が主催、山口で全国集会、奨励賞も

 1905年「乙巳五条約」102周年にちなんで、朝鮮人強制連行真相調査団、朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会、在日朝鮮人人権セミナーなどが共同で主催する「在日朝鮮人歴史・人権週間」が11月3日〜17日にかけて開催される。

【PDFリンク】

 目的は、過去の在日朝鮮人の歴史を知り、現在の人権状況を国際的な趨勢から見つめ、日本の平和と人権擁護に寄与し、南北朝鮮と日本との和解と友好、平和に貢献しようというもの。

 初の取り組みとなる今回の主なテーマは、@1905年条約、A強制連行犠牲者の遺骨問題、B人種差別撤廃条約。強制連行され生き埋めとなった朝鮮人犠牲者が眠る山口県宇部市で全国集会を開く(下記参照)のを皮切りに、朝鮮人が強制連行された各地でフィールドワークやシンポジウム、証言収集、講演などさまざまなイベントを開催する。

 開催地、行事内容(12月3日現在)

 また、「在日朝鮮人歴史・人権週間」奨励賞も表彰される。推薦、申請方法は下記のとおり。

▼「在日朝鮮人歴史・人権」奨励賞

 目的=「在日朝鮮人歴史・人権週間」の趣旨に基づく活動を奨励する。

 対象団体=青年と学生(学生は高校生以上)による団体もしくはサークル。(日・朝の合同活動は審査でプラスとなる。)

 審査と表彰=審査は実行委員会が行い記念品等を授与する。

 特別賞(記念品及び副賞20万円)/優秀賞(前同、副賞10万円)/奨励賞(前同、副賞5万円)

 形式と内容=期間を定めた集中活動、定期的な学習会、集会開催等。

 人権週間の主題に基づく「リーフレット」を活用した、シンポジウム、講演、学習会の開催。

 在日一世の証言を聞く会、証言の記録(ビデオと活字)と調査研究。

 朝鮮人強制連行作業所跡へのフィールドワーク、コンサート、演劇、ビデオ作成、芸術活動等。

 暫定措置=2007年は第1回とのことで今回のテーマと期間にこだわらず、趣旨に基づく活動は過去にさかのぼって、申請することが出来る。(2000年1月1日から2007年11月9日までの活動。団体の場合は過去の活動に対し現在の団体関係者が申請、受賞することも可能。)

 申請期間=2007年11月11日必着で

 申請書=活動内容の報告書(団体名またはサークル名、代表者名、住所、電話、申請書実質及び延べ参加人員数、参加者の感想、教訓等をA4 サイズ1 〜2枚)添付資料(活動内容のCD、ビデオ、写真等)資料は返還しない。

 送付先=東京都千代田区富士見2−14−15 T03−3262−7111 朝鮮人強制連行真相調査団「人権週間」係

 2008年第2回人権週間(予定)=対象となる活動期間:2007年11月から2008年9月7日ごろ。形式と内容は2007年と同様。但し、次の内容が優先される。@関東大震災、A戦前の同化政策、B 4.24教育闘争、C朝鮮学校の権利擁護の活動と研究等

※集会、奨励賞の詳細はチラシを参照

【PDFリンク】

[朝鮮新報 2007.10.17]