top_rogo.gif (16396 bytes)

「コッソンイ」−たくさんの応募

 今年も早いもので、残すところあと1週間となった。毎年「コッソンイ」作文コンクールの審査が終わると、1年が終わったような気分になる。

 日本各地から今年も朝鮮学校に通う子どもたちの1000編にもおよぶ作文や詩が本社に寄せられた。作品の後ろには、多くの指導教員と児童・生徒たちの学校・家庭・社会生活があると思うと、手書きの原稿を手に取り読み始めるときに、決まってわくわく感が込み上げてくるものだ。

 コンクールの事務局を担当する本社の職員たちは新聞・雑誌編集の側ら、手作業で作品を学年・ジャンル別に分類し、1次、2次審査へと工程を進めた。教育現場の先生たちも1人が2役、3役をこなす忙しい日々を送っているものと思われるが、原稿の仕分け作業をしていると、中には原稿をホチキスでまとめていないものや、学校名・学年が書かれていないものがあったりして、審査に支障をきたすこともしばしば見受けられる。今年も残念ながら、そうした理由で1次審査にもれてしまった作品がいくつかあった。

 せっかくここまで届いたのに残念だな…と思っても、確認のしようがないものはしょうがない。

 一生懸命書いた生徒も、それを熱心に指導した先生も気の毒に思われる。

 対象外となった一部作品を除外して、今年も2カ月にわたる作文コンクールの審査が終了した。成績は、来年1月11日付の紙面で発表される。一等に選ばれた作品は紙面に掲載。喜ぶ生徒や先生、父母たちの姿が目に浮かぶようだ。(潤)

[朝鮮新報 2007.12.22]