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北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言発表後、北南間では政治、経済、文化などさまざまな分野での交流、接触が活発に行われている。6.15共同宣言が発表されて以来、「統一時代に入った」ということがよく言われてきたが、今回の宣言発表により、さらに眼に見える形で具体化しつつある ▼全羅北道と道内の市、郡の自治団体長らが北との農業交流のため、23日に出発したのをはじめ、京畿道議会で「南北交流推進特別委員会構成案」が議決されたことや、軍事的緊張の高い西海での海洋生態系に関する共同研究も近々開始されるなど、南のメディアでは次から次へと交流関係のニュースが流されている ▼首脳会談の際には、その意義の大きさを矮小化しようと躍起になっていた日本のメディアだが、最近ではそうした「ネタ」も尽きたのか、朝鮮関係の報道は鳴りを潜めてしまっている。それだけ北南間の交流が活発に行われていることの証だろう ▼21日付の労働新聞は、北と南、海外のすべての朝鮮民族が思想と制度、政見と信仰の違いなどを乗り越え、民族共同の利益を優先して往来と接触、対話と連帯連合を積極的に実現していかなければならないと強調した ▼これからの統一時代は、北と南はもちろん、日本を含むすべての海外同胞も統一のために一役も二役も果たしていかなければならない。朝米や北南など朝鮮半島を取り巻く情勢が有利になりつつあるのをただ見ているのではなく、われわれもまずは朝・日関係改善のためにできることを考え、実行に移すべきではないだろうか。(国) [朝鮮新報 2007.10.24] |