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春・夏・秋・冬

 「7年ぶりの喜ばしいニュースだ。最近はあんまりいいニュースがなかったので本当にうれしい。これを機に北南関係がさらに改善されれば」。北南首脳会談の実現と「北南関係の発展と平和・繁栄のための宣言」の発表を受けて行われた大阪・旭都での歓迎集会に参加した同胞の声だ

▼城北朝鮮初級学校の運動場で行われた集会には、60人という当初の予想を上回り100人を超える同胞、日本人士らが参加。集会が始まる前から、いたるところで今回の首脳会談と宣言発表の意義などについて話し合う同胞たちの姿が見受けられた

▼総連支部の顧問は、「首脳会談と宣言の発表、6者会談など朝鮮半島情勢が好転しているのは、すべて総書記の先軍政治があったからだ」と強調した。日本のメディアだけを見ていると、朝鮮主導で情勢が動いているということは伝わらないが、2000年以降の外交的事実が彼の言葉を裏づけている

▼30代の同胞女性は、「学校が置かれている厳しい状況や高齢となった1世たちを見ていると、私たちには時間がない。一日も早くすべての問題が解決されることを願っている」と語った

▼首脳会談と宣言の発表を機に、朝鮮半島の取り巻く情勢は劇的な変化を遂げるだろう。それと同時に、在日同胞の境遇も大きく変わる。大阪の市民団体が掲げている「釜山から平壌へ汽車で行こう」というスローガンも、決して「夢物語」ではない。これまでも「北と南のかけ橋」としての役割を果たしてきた在日だが、今後はさらに積極的に関わっていくための準備が必要だ。(国)

[朝鮮新報 2007.10.10]