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春・夏・秋・冬

 日本のニュースばかり見ていると想像もできないことだが、朝鮮と近隣諸国との文化交流がとても活発に行われている

▼中国で6日閉幕した第6回世界大学生中国語競演大会で、平壌外国語大学中国語学部に在学中のリ・ウンギョンさん(21)が米国、インドネシアの学生とともに大会最高級の称号である「中国語広報大使」を授与された。2002年から行われている同大会だが、朝鮮は昨年の第5回大会から出場し、いきなり個人総合1、2位を独占して関係者の注目を集めた

▼ヨーロッパ諸国も朝鮮との文化交流に力を入れている。本紙でも紹介したが、今年のカンヌ映画祭に朝鮮の映画「ある女学生の日記」が出品され、好評を博した。「西側メディアによってネガティブ一色に塗りつぶされた朝鮮を、『別の視点』から見る必要性を訴えかけたい」と、「奇蹟のイレブン」や「心の国」など、朝鮮のありのままの姿を映画にしたダニエル・ゴードン氏は昨年、朝鮮ドキュメンタリー3部作の最後の作品を発表した

▼一方、北南が初めて共同制作したテレビ時代劇「死六臣」が8日から南で放送された。南のメディアはその事実を放送前から大きく報じ、放映しているKBSもホームページなどで大々的に宣伝するなど、関心の高さをうかがわせる。最近、「韓ドラ」をひんぱんに放送している日本のテレビだが、間違いなく「死六臣」は放送しないだろう

▼日本が好むと好まざるに関係なく、朝鮮は政治外交的にも、文化的にも各国との関係を深めている。「北朝鮮憎し」だけの先には、何も残らない。(国)

[朝鮮新報 2007.8.8]