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春・夏・秋・冬

 総連21全大会が行われた後、各地の総連本部と団体でそれぞれ定期大会が行われている。総連に対する日本当局の不当な政治弾圧が続いているなかでも、一人でも多くの同胞を見つけ出し、在日朝鮮人運動をさらに発展させようという参加者らの決意を見て取ることができる

▼「小泉前首相は金正日総書記と国交正常化することを決めた。小泉首相の後を引き継いだ安倍首相は、本来なら国交正常化を実現するために努力しなければならないのに、正反対のことをやっている。まったく理解できない」。26日に行われた女性同盟定期大会で来ひんとしてあいさつしたデヴィ・スカルノ元大統領夫人の言葉だ

▼デヴィ夫人は、「今後もあらぬ迫害を受けるかもしれないが、決してめげずに、団結してがんばってほしい」と参加者らにエールも送った。会場からは、割れんばかりの拍手が巻き起こった。「活動家たちの気持ちをよくぞ代弁してくれた」といったところだろうか

▼兵庫県商工会への強制捜索を糾弾する集会で、同商工会の金承鎬会長は、「今が最後のたたかいだ。ここで勝てなかったら私たちは一生勝てない」と力強く語っていた。BDA問題の解決を受けて、朝鮮半島情勢は急転する兆しを見せている。その流れを加速化させるためにも、在日がもうひと踏ん張りする時なのではと最近思う

▼忘れてはならないのは、今でこそ直接的な被害を被っているのは在日朝鮮人だが、日本当局がこのまま対朝鮮強硬策を続け、6者会談の場で孤立すれば、政権のみならず日本人そのものが孤立するということだ。(国)

[朝鮮新報 2007.6.27]