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春・夏・秋・冬

 金日成主席生誕95周年を記念し、平壌でさまざまな行事が開催された。それらの行事に参加するため、日本からも在日同胞各層の代表団に加えて少なからぬ日本の著名人、市民たちが訪朝した

▼今回、4度目だというデヴィ・スカルノ夫人。その印象談は本紙特派員のインタビュー記事に詳しいが、それにしても日本での朝鮮報道と現地で見聞したことのギャップの酷さに驚きを隠さない。怒りさえ伝わってくる。「(日本のマスコミは)正しいことを報道する姿勢ではなく、ただおもしろくおかしく書く」と

▼一方、アントニオ猪木氏は平壌、ソウル、日本でプロレスイベント「平和の祭典」を開催する構想を明らかにした(スポーツ報知)。同氏は95年、朝鮮が苦難の行軍を強いられていた厳しい折りに、平壌で「平和の祭典」を行い朝鮮人民を勇気付けてくれた実績がある。「スポーツを通じた交流」という持論の具体化が待たれる

▼このほか、同時期を前後して学者、大学教授、ジャーナリスト、音楽家たちも訪朝した。ニュースで取り上げられる時には、デヴィ夫人の指摘ではないが「おもしろおかしく」創られてしまう。これでは朝鮮の姿がそのままに伝えられることはなく、歪められた物だけが吹き込まれてしまう

▼日本政府は対朝鮮独自制裁の延長を決め、引き続き総聯、在日朝鮮人弾圧の口実を探すため「事件化」に狂奔している。「在日の人たちはもっと機会を見つけて主張」すべきだというデヴィ夫人の指摘に力を得る。耐えるだけでなく、行動することの重要性をひしひしと感じる。(国)

[朝鮮新報 2007.4.20]