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春・夏・秋・冬

 第6回6者会談の休会後、朝鮮との対話を進める各国の対応を「失敗だ」と強調し、強硬路線を推し進める日本。その日本とは対照的に、南朝鮮では当局レベル、民間レベル双方での北南交流が盛んだ

▼連合ニュースによると、初の北南合作の連続ドラマ「死六臣」が下半期にも南朝鮮で放映されるという。高麗時代に実在した忠臣たちの話で、スタッフは北が、制作費と装備などは南が受け持ち全24話を制作した。視聴のため北を訪問した南の関係者らは、「期待以上の出来栄え」「南の視聴者からも高い評価を受けるはず」との感想を漏らした

▼2005年2月から北南共同で取り組んでいる「キョレマル大辞典」の編さんと関連し、編さん事業会法が2日、南朝鮮の国会を通過した。同法により、編さん事業に対する当局からの予算支援が2013年まで受けられることになった。北南交流事業を独自に支援する初めての法案という意味で、その意義は大きい

▼統一部の申彦祥次官は5日、「2.13合意」の履行は滞っているが、北へのコメ支援にはなんら影響を与えないという当局の立場を明らかにした。また、18日からの経済協力推進委員会も予定通り行われるとの見解を示した

▼南朝鮮に限らず、米国や中国も水面下で朝鮮との対話を積極的に行っている。8日には、米国の超党派議員団が平壌を訪問する。ことここに至っても、日本はいまだに「見ざる、言わざる、聞かざる」を決め込んでいる。「孤立しているのは日本ではなく北朝鮮」との根拠のない叫び、悲鳴にしか聞こえない。(国)

[朝鮮新報 2007.4.9]