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春・夏・秋・冬

 総連弾圧を公言してはばからない漆間警察庁長官は、内閣官房の官僚ナンバー2ポスト、副長官の座を狙っているという。一部の週刊誌などでもすでに報じられている事実だが、消息筋らによると異常な総連弾圧、在日朝鮮人いじめ、強制捜索はそのための実績作りだとも。それにしてもネタが尽き果てたのか、今度は在日朝鮮人の拉致事件だとか

▼個人の政治的野心のために事件化を推進するとは、この国の民主主義とやらの底の浅さがわかる。マスコミは追随し世論操作に加担する始末。だから、国際社会からこの国のやっていることを見ると「異常、異様にしか見えない」と知人は指摘する。そういえば、現首相もその座を手にするために拉致事件を最大限に使った

▼民主党のビル・リチャードソン・ニューメキシコ州知事、さらに民主党下院の大物、レントス外交委員長らの訪朝予定が報じられている。両氏とも複数回の訪朝経験がある

▼前者は、米国側の事情によって現在、中断している朝鮮戦争時の死亡米兵遺骨発掘調査再開問題がメインテーマで、国防総省関係者に加え6者会談米国代表団のビクター・チャ次席代表(国家安全保障会議補佐官)の同行が取り沙汰されている。後者は開城工業団地経由での平壌入りを計画し、「金正日総書記との会談も進めている」と中央日報は伝えている

▼制裁と政治弾圧に血眼になり、海産物の輸入すら禁じる日本当局。人脈はなく対話の糸口も探せない。無能無策以外に何と表現すればいいのか。それに比べて米国の懐の広さ、そして朝鮮の長けた外交手腕。(彦)

[朝鮮新報 2007.4.6]