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春・夏・秋・冬

 3日、東(中央)と西(近畿)で同時に行われた日本当局の不当な政治弾圧を糾弾する在日朝鮮人大会。東では、東京都が会場の使用を二度にわたって妨害し、当日も右翼団体が街宣活動を行うなどの騒ぎはあったものの、合わせて1万2千人を超える同胞、日本市民らが集まり、日本当局の不当性と弾圧の即時中止を広く訴えた

▼日本のメディアは予想通りというか、大会、その後のデモ行進をさほど大きく取り上げなかった。それに比べて南朝鮮メディアは、すでに大会前から注目し報じていた。京郷新聞2日付は、「日本の右翼が総連の集会に対抗して集結するのは極めて異例」「日本社会の底辺に蔓延している北朝鮮バッシングを象徴する」と指摘。ハンギョレ新聞4日付も、「総連の平和的デモ行進に日本の右翼が『足蹴』」というタイトルで、右翼団体の妨害活動を詳細に報道した

▼一方、朝高生や保護者を含む総連代表団が2月27日から3月2日まで南朝鮮を訪問し、総連組織と在日同胞に対する日本当局の弾圧の実態を報告。この総連代表団の活動も大きく紹介された。昨今の歴史わい曲の動き、とくに「従軍慰安婦」問題への安倍発言などとあいまって、日本を見る世論の目は厳しさを増している

▼韓国貿易協会が7日に発表した、対北交易業者を対象にしたアンケートによると、核問題解決への糸口が見えたことなどを理由に、およそ半数が交易の展望を楽観視している

▼「わが民族同士」の北南と侵略国・日本。その違いは今後、時間が過ぎるにつれさらに鮮明になっていきそうだ。(国)

[朝鮮新報 2007.3.12]