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本当の自分を探し出す場

朴智世さん 日校在学朝鮮人東京学生会元会長

 中学、高校の6年間の多くを学生会の活動に費やしてきた。最後の1年は、東京学生会の会長として人一倍情熱を注いだ。

 学生会は「どこよりもいっそう、自分らしさを出せる場」「本当の自分を探し出す場」。

 いろんな人との出会いを通じ、朝鮮の歴史や言葉はもちろん、自分がすべきこと、感謝すべきこと、行動で返すことの大切さを知った。情勢に煽られ引け目を感じたこともあったが、「朝鮮人として誇りを持ち、強く生きていこうと思えるようになった」。

 1人、名簿を握りしめ動員活動を行ったこともある。うまくいかない時もあったが、「学生会の必要性、良さに自信があったからいつか思いが伝わるはず」とめげずに活動を続けた。

 「学生会がゴールじゃない」。ここで築いた絆を繋げていけるように、現在はバスガイドを務めながら、朝青活動への意欲を燃やす。(裕)

[朝鮮新報 2007.12.17]