「井戸を掘った人」のために |
宋光守さん 「デイサービスセンター朝日」職員 朝青活動家を経て「デイサービスセンター朝日」職員に。「資格があったほうが同胞に安心してもらえる」と、現在は、ホームヘルパー・障がい者(児)居宅介護従業者養成講座(2級課程、NPO法人ナビ)を受講中だ。 活動の舞台が変わることに対する不安は大きかったが、「愛国運動の歴史を振り返るとき、井戸を掘った人たちのことを忘れてはならない」という一心で、送迎から食事、レクリエーションなど、日々を同胞高齢者のために過ごす。 「井戸」を掘った人がいて、初めて「水」が飲める。 「あることが当たり前すぎて忘れがちなものがある。自分たちが存在するのは、先代たちの苦闘があったからだ」と強調する。 同胞に愛される施設、そして人へ。 「今日もがんばってみるか。やればできる」と元気よく話した。(丘) [朝鮮新報 2007.12.3] |