チョ・ジョンスンさん　朝鮮服デザイナー

　今年９月に行われた第５回全国朝鮮服展示会の晴れ着部門で１等を受賞した。白のチョゴリとピンク色のチマに花のコサージュをあしらった自信作だった。朝鮮服のデザイン・製作を始めたのは５年前。女性服の既製の色やデザインを「古くさく」感じたのがきっかけだ。

　現在の注目色は淡いパステルカラー。数年前は派手な原色が流行したそうだが、「朝鮮服は優雅で高尚な色でこそ、その美しさが際立つ」という。展示会で優勝した後、１０月の１カ月だけで約６０着の注文が入った。「自分のセンスが受け入れられた」と喜ぶ。

　今考えているのは朝鮮服の「普段着化」。今回の展示会には過去最多の約８００点が出品されるなど、朝鮮服に対する関心は高い。さっそくデイリーユースな朝鮮服のデザインを起こし、まずは自分が「モデル」になって街を歩いてみるそうだ。（陽）

［朝鮮新報 2007.11.19］