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「アリラン」で100メートル空中飛行

ユ・チョルミンさん 平壌サーカス団

 2007年度版の大マスゲーム・芸術公演「アリラン」で、100メートル空中飛行という大技を披露した。ゴムの力で弾かれた体がゆるい放物線を描くように空中を舞う場面は、公演のハイライトの一つだ。

 曲芸の世界に入ってまだ2年あまりだが、ずば抜けた運動神経と身体能力で大役に抜擢された。もとは器械体操選手。幼少の頃から平壌学生少年宮殿で練習を重ね、その後は国内の体育団で活躍した。

 「今までにない大技に最初は緊張したが、その後は100メートルを飛んだうれしさの方が大きかった」

 公演が終了した現在は所属するサーカス団で新作品の練習に励んでいる。

 「曲芸の魅力は観客に緊張感や笑いなどさまざまな感情を与えられること。客席から歓声があがったときは私もうれしい」 

 大胆な演技とは反対の控えめな口ぶりだった。(陽)

[朝鮮新報 2007.11.12]