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朝鮮の美術、世界に広めたい

申鳳和さん 美術家

 朝鮮最大の美術家集団、万寿台創作社に所属、「宝石画」と呼ばれる作品様式の創案者として知られる。

 宝石画は国内美術界でいま注目を集めている分野の一つ。「砂絵」と似ているが、本物の宝石を使うなど独自の製作工程を経た作品は、華やかさと精緻さを併せ持つ新しい絵画だと内外で高い評価を得ている。

 同僚から「アイデアマン」と評される。建設現場で目にした色とりどりの石に着想を得た。元は朝鮮画の画家だったが、「興味を持ったものはとことんやってみる」性格。「『石博士』になるほど研究を重ねた」と申さん。宝石画創作団長として多忙な日々を送っているが、創作意欲は人一倍大きい。

 宝石画を学びたいという要望が海外から寄せられている。今年に入り国際特許を申請。「朝鮮の美術の素晴らしさを世界に広めたい」と目標を語った。(相)

[朝鮮新報 2007.10.15]