朝・日の架け橋になりたい |
文芸同東京 李玲華さん 「朝鮮舞踊を通じて朝鮮人として生まれて良かったとあらためて思えた」と笑みを浮かべた。 初、中、高、大学と朝鮮舞踊を習い、ウリハッキョの講師として7年間生徒らに指導をし、学生コンクールでは自己の創作作品で優秀作品賞を得た経験もある。 「朝鮮舞踊は民族そのもの」。日本学校で在日同胞について講義をした時には、まず朝鮮の文化を知ってもらうために舞踊を披露したと言う。また日本、インドなどさまざまな国の民族舞踊も試してみたが「朝鮮の舞踊は味があって誰もが楽しめる」と朝鮮舞踊への愛情を込めて語る。 在日本朝鮮文学芸術家同盟・東京支部舞踊部朝青組の責任者を務める李さんは20日、東京・サンパール荒川で催される「道」で「草笠童」を披露する。作品は1年前から仕事の合間を縫って構想し、仕上げてきた。メンバーみながそれぞれ忙しい中、公演練習に熱を上げている。同公演では本公演のために作られた「アリラン」をはじめ3作品のほか「チャンゴの舞」「変わらぬ思い」など独舞、重舞、群舞15作品が発表される。 「道」−先代たちが拓き守ってきた民族文化を3、4世が後代たちにも引き継ごう−。「公演を通じて踊り手も観客もみんなが公演に込められた思いを感じてくれれば」と語り「みんなと心を合わせて一つになり、良い舞台を作るためにも練習からしっかりと手をつないでがんばっていく」と言い練習場へ向かった。 [朝鮮新報 2007.7.13] |