汗を流して元気になろう! |
フィットネス・インストラクター 金錦実さん 今や空前の健康ブーム。スポーツクラブやヨガスタジオでは、老若男女問わず、健康を心がけるたくさんの人たちが汗を流す。金錦実さん(33)は、フィットネス・インストラクターとして、スタジオを訪れる人たちに専門的なアドバイスを施している。「私自身勤め人だったときに、あるインストラクターのレッスンに刺激を受けて嫌なことを忘れ、『明日もがんばろう!』という前向きな気持ちになれた。体を動かして元気になれて、笑顔が戻る。そんな仕事って良いなと思ったのがこの仕事をはじめるきっかけとなった」。 当時、フィットネスジャーナルに掲載されていた業界トップの同胞女性(高順姫さん・エアロビックフィットネス協会理事)の記事に魅了された。日本社会で本名を名乗り、活躍している女性に「誇りに思う」とのメッセージを伝えたくて手紙を書いた。その後、彼女と「運命的な出会い」が実現する。高さんの下でインストラクター養成コースの厳しいレッスンを受ける日々。辛くて何度も涙を流しながらも、最後までやり遂げられたのは、「やっぱりチョソンサラム(朝鮮人)の血が流れてるから」とふり返る。 今年でインストラクター7年目。エアロビクス、ステップエクササイズ、ヨガ、ピラティスなど幅広い分野を手掛ける中、解剖学、栄養学を勉強した。デューク更家ウォーキング・スタイリスト、モデルとしても活躍中。「要望があればどこへでも出向きます。ファッションショーの演出なども受けたまわりますよ」と笑顔で話した。 [朝鮮新報 2007.6.25] |