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フィパラム

きのうの夜も
フィパラム フィパラム
もう幾夜 吹きつづけ
フィパラム フィパラム
ポクスニの家を通るとき
この胸ときめき
なぜなのか 切なくて
フィパラム吹くのさ

フィフィフィ ホホホ
フィフィ ホホホ
フィフィフィ ホホホ
フィフィ ホホホ

(※フィパラム―口笛、ポクスニ―女性の名前)

「朝鮮歌謡2000曲集」(1994)

 チョ・ギチョン(1913−1951)

 咸鏡北道会寧郡生まれ。長編叙事詩「白頭山」(1947)で有名な詩人にこんな楽しい詩も。歌詞の原詩(同上)は、建国事業に励む労働青年の素朴な恋心を詠ったもの。90年代、ポチョンボ電子楽団の作曲家リ・ジョンオが軽快な曲を付け、北南共通の流行歌として愛される。軽快なリズムと「番(フィ)」の激音が癖になり、つい口ずさんでしまう。日本語でも歌えるようにメロディーに合わせて訳してみた。(選訳、康明淑)

[朝鮮新報 2007.4.3]