詩 |
子どもたちの贈り物を買い デパートを出た 一番前に並んでいた一人の若者が 吹雪はさらに声を荒げて鳴いた とつぜん吹雪も息をひそめ 上気した顔のまま ※トルチャンチ 満一歳のお祝い 1959年 (朴山雲詩集「私が暮らす国」 1992年) パク・サヌン(1921−1998) 慶尚南道陜川に生まれる。1945年に「柳」で文壇デビュー。代表作の「清渓川に寄せて」など統一を主題とした詩を数多く創作。軽快なリズムで始まる「統一列車は走る」は在日同胞にも愛唱され、同胞の集まるところでは、この歌が流れると大きな踊りの輪ができる。(選訳、康明淑) [朝鮮新報 2007.1.30] |