ヒル米国務次官補訪朝 「非核化で外交関係の設定進展」 |
【平壌発=金志永、呉陽希記者】6者会談米国側首席代表のクリストファー・ヒル国務省次官補が3日午前、平壌に到着した(写真)。 南朝鮮の京畿道烏山から空路、訪朝したヒル次官補一行を朝鮮外務省関係者が迎えた。 ヒル次官補の訪朝は今年の6月以来2度目。今回は5日まで2泊3日の日程で滞留する予定だ。 ヒル次官補の平壌滞在期間、朝米双方は9.19共同声明履行第2段階での各国側の行動措置に対する意見交換をすると見られる。また一行は、無力化作業が推し進められている寧辺核施設を訪問。 今回の平壌訪問の目的について平壌空港でヒル次官補は、核計画申告など「米国と朝鮮が履行すべき義務」に関して6者会談朝鮮側団長の金桂官外務次官と協議することになると話した。 記者らの質問に対し、「今直面している問題を解いていけば、米国の立場も改善されていくであろうし、非核化プロセスが完了すれば、外交関係の設定においても進展があるだろう」と述べた。 9月末に行われた第6回6者会談第2ラウンドでは、9.19共同声明履行の第2段階措置が討議され、10月3日には共同文書が発表された。 共同文書は、「行動対行動」の原則に従って、今年末まで朝鮮が核施設を無力化するかわりに、米国は朝鮮を「テロ支援国」リストから削除し「敵性国通商法」の適用を終息させる政治的措置を講じることになっている。 [朝鮮新報 2007.12.5] |