金養建部長一行が南側訪問 盧大統領と面会 |
経済施設など参観 朝鮮労働党中央委員会の金養建部長一行が11月29日から12月1日まで陸路、南朝鮮を訪問した。一行は滞在期間、青瓦台を訪問し、李在禎統一部長官、金万福国家情報院院長など南側の要人と面会。経済施設も見て回った。 ■ 朝鮮中央通信によると11月30日、盧武鉉大統領は金養建部長を青瓦台で面会した。 席上で部長は、金正日総書記が大統領に送るあいさつを伝えた。
大統領はこれに深い謝意を表し、金正日国防委員長に心からのあいさつを伝えることを部長に託した。 面会では、10.4宣言履行のための意見が交換された。 一方、南朝鮮の報道によると、約50分間にわたる面会は和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。 大統領は「(10.4宣言を)南北双方が誠意を持って期待以上に実践している。金正日委員長が金養建部長をソウルに送ったこと自体、北側の宣言履行に対する意志を象徴的に物語っている」と語った。 部長は、「さまざまな厳しい条件の中で南側が信義を持って10.4宣言履行のために努力していることをよく理解している。6.15共同宣言から始まった平和繁栄の流れは絶対に止めてはならない」と強調した。 また、仁川、釜山などの訪問について、良い経験になったとしながら、「開城工業地区拡大とともに海州経済特区開発が推進されれば、北南関係に画期的な転換が起こるだろうし、造船業も展望があり大きな関心を持っている」と述べた。 金養建部長一行は、11月29日に仁川松都経済自由地域を訪れ、30日には慶尚南道巨済の大宇造船海洋・玉浦造船所と釜山慶南地域本部税関を参観した。1日、ソウル市内のホテルで文化芸術界人士と学界、宗教界の人士らと懇談した後、帰途についた。 [朝鮮新報 2007.12.5] |