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〈論調〉 再侵略実現を企む自衛隊の戦争演習

 日本の反動層は自衛隊の戦争演習を「平和維持」「テロ防止」のためであるかのように描写しているが、それは自身に向けられる視線を他にそらし、その犯罪性を隠ぺいするための美辞麗句にすぎない。

 日毎に自衛隊の演習回数が増え、動員される武力も従来とは比べものにならないほど拡大している。

 自衛隊が行うすべての軍事演習は、その時期と場所、訓練内容は互いに異なるが、総体的には再侵略計画を実現する方向へ向かっている。

 日本の反動層は戦争演習を通じて、情勢を緊迫させ、国の戦時体制樹立を積極的に推し進めている。彼らは、国内に戦争の雰囲気を醸成し、人々が戦争問題に鋭敏に反応するようあおって平和憲法をなくし、戦争憲法をつくり上げるのに有利な社会的環境をもたらそうと策動している。

 日本の反動層は、国際情勢が変化した機会を利用して、過去に成し遂げられなかった「大東亜共栄圏」の夢を必ずや実現しようと手段の限りを尽くしている。

 日本の反動層が唱える「平和」や「テロ対策」などというものは本質的に戦争のスローガンにすぎない。(9月21日付労働新聞)

[朝鮮新報 2007.9.29]