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〈論調〉 「国民投票法」の成立を非難

 5月14日、日本の国会参議院で憲法改正のための「国民投票法案」(憲法改正手続き法案)が通過して正式に法律として成立した。これは、日本反動層の憲法改悪が実践の段階に移っていることを示すもので、極めて危険な事態の発展である。

 そのなかの一つが戦争の禁止を規定した「平和憲法」条項をなくし、侵略的な海外軍事作戦を許す戦争憲法を制定することであった。言わば、日本の反動層は軍国主義戦争馬車に設置されているブレーキを完全に取り除き、日本を戦争国家につくろうとしている。

 まさにここに、「国民投票法」をつくり上げて実行しようとする日本反動層の陰険な企図の反動性と危険性がある。

 日本軍国主義者の再侵略野望は最近、安倍勢力によっていっそうふくれ上がっている。彼らが戦争憲法をつくり上げて公然と海外侵略の道へ出るなら、東北アジアを含むアジア地域で取り返しのつかない重大な結果が招かれる恐れがある。それゆえ、アジア諸国人民は日本軍国主義者の憲法改悪策動に断固と反対、排撃している。歴史が示しているように、戦争は日本の生きる道ではない。日本の反動層は、平和的な環境をつくることによって日本の順調な発展を図るか、さもなければ海外侵略の扉を開くことによって日本の前途に悪夢をもたらすかについて熟考すべきである。

 安倍勢力は、無分別に振る舞うのではなく、犯罪的な憲法改悪策動を中止すべきである。(労働新聞5月23日付論評)

[朝鮮新報 2007.5.31]