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〈論調〉 犯罪史は決して覆い隠せない

 現在、日本で日帝の血なまぐさい侵略史をわい曲、否定する風が激しくまき起こっている。自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」のメンバーは、日本軍「慰安婦」犯罪に関連して官権、軍権による強制連行を否定し、1993年に河野内閣官房長官が発表した「談話」を「見直す」ことを正式に求めている。

 彼らは、「本人の意思に反する業者の強制連行があったかもしれないが、日本軍隊と官吏による強制連行はなかった」だの、「根拠は元『慰安婦』たちからの事情聴取だけであり、証拠資料は発見されなかった」だのという妄言を並べ立てる一方、首相の安倍までも「日本軍『慰安婦』強制動員事実を裏付けるほどの証拠がない」と強弁を張っている。これと時を同じくして、自民党政務調査会長は「河野談話」を「見直す」べきであると唱えた。

 周知のように、日本軍「慰安婦」犯罪は過去に日帝が行った罪悪のなかでももっとも反人倫的な罪悪の一つである。これについては、歴史記録と性奴隷行為に加担した人々の証言、過去の犯罪的な文書によってことごとく暴露された。

 日本軍「慰安婦」の強制性に対する証拠資料を挙げればきりがない。日本反動層の歴史わい曲行為は被害者である朝鮮人民に対する耐え難い冒とくであり、その罪過を認めず、何としてでも過去の清算をしないという故意の術策である。

 日本の反動層は、軍国主義的な歴史観、支配観を捨てていない。日本軍「慰安婦」犯罪わい曲策動はその集中的表現である。(7日付労働新聞論評)

[朝鮮新報 2007.3.17]