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黄海北道谷山郡 「同胞らの気持ちに力わく」

 黄海北道谷山郡には10月10日、400枚の毛布が到着し、307世帯の住民へ配布された。

 谷山郡は今夏の集中豪雨(8月7〜14日)により、最初の打撃を被った地域の一つだ。567棟の住宅が全半壊、現在400棟が新たに建設中だ。

 建設最終段階の平家で暮らす谷山邑のリ・チュンヒさん(65)の家には、2枚の毛布が届けられた。(写真、撮影=文光善記者)

 「支援物資を受け取り、涙が出た。試練に耐えている総連同胞らがこのように支援してくれて、感謝の気持ちでいっぱいだ。今は暖かい毛布をかぶりながら寝ている」

 息子と嫁、孫2人とともに暮らすリさんは、これから元の家より広くて丈夫な家で住むようになったと笑顔で説明していた。

 妻とともに、建設中の住宅の横でテント生活をしているハン・ソクキュンさん(68)の家には、1枚の毛布が配布された。ハンさんは、「同胞愛を感じ、また、力が出る。早急に被害を復興するために一生懸命に働く。本当にありがたい」と述べた。

 谷山郡人民委員会のリ・ソンリョン副委員長(45)によると、水害発生直後から内閣の省や中央機関からの支援、そして国際的支援を受け、現在住民らの生活は全般的に水害前の水準に戻った。郡内の地方産業工場は9月末から再び稼動し始めたという。

 リ副委員長は、「わが人民は、総連同胞らが祖国の同胞らのために支援物資を送ってくれたことに対し、非常に感動している。私たちは報道を通じて、総連が困難を強いられていることをよく知っている。だからこそ毛布1枚1枚がとても大切だと思っている」と感激しながら話した。そして、「困難はあるが、総連同胞らの熱い気持ちはわが人民にとって大きな力になっている。以前よりさらに立派な村をつくるためがんばっていく」と語った。

[朝鮮新報 2007.11.7]