米、中、口の核専門家が訪朝 |
核施設無力化法案など協議 【平壌発=文・姜イルク記者、写真・文光善記者】6者会談「2.13合意」に明記された朝鮮側の核施設無力化の順序などを討議するため米国、中国、ロシアの核専門家で構成された核専門家代表団が11〜15日、朝鮮を訪問した。
今回の核専門家代表団の訪問は、朝鮮側の招へいにより実現した。 朝鮮側は今回訪朝した中国、ロシアの専門家を含む代表団を「米国核専門家代表団」と呼んでいる。米国側からは、6者会談米国側代表団のメンバーである国務省のソン・キム朝鮮部長をはじめ7人が、中国とロシア側からはそれぞれ1人が参加した。 代表団は12〜13日にかけて寧辺を訪問し、朝鮮側の核施設を見て回った。14日には高麗ホテルで朝鮮と米国、中国、ロシアの核専門家らが核施設の無力化と関連する協議を行った。 協議後、中国側の諸旭輝・中国核工業集団公司常務委員は、核施設無力化の詳細なプランを策定したことを明らかにした。一方、米国側は協議内容について発言を控えた。 核施設無力化と関連する協議でも「朝米対話の構図」が浮き彫りになった。
この日の協議は、午前9時ごろから午後11時30分ごろまで行われた。朝鮮と米国の専門家による意見交換が活発に行われたものと見られる。中国、ロシアの専門家が席を立つ中でも協議は続いた。ソン・キム部長は、4カ国の専門家による協議が終わったあとも、朝鮮側関係者との話し合いを続けた。 米国務省は12日、代表団の寧辺核施設訪問と関連し、代表団が朝鮮側に要請したすべての対象を訪問できたと発表した。 一方、訪朝を終え15日に北京空港に到着した同代表団は記者団に対して、「核施設無力化の方法と関連して朝鮮側と共通認識に達した」と明らかにした。 同代表団の訪朝結果は、9月末に開催予定の6者会談で報告される。 [朝鮮新報 2007.9.22] |