朝鮮老齢者保護基金が７月１６日、設立された。

　朝鮮でも老齢者保護事業に関する国家的関心が高まっている。高齢化に対応する法制度の整備も進められており、基金設立はそれを前提としている。

　今年４月に採択された朝鮮民主主義人民共和国老齢者保護法第６章第３９条には、｢老齢者保護機関は老齢者保護基金を設立できる｣と明記されている。

　老齢者保護基金は国内の機関や企業所の資金の一部、国際機構と慈善団体の慈善資金などを積み立てて利用することになっている。

　今回設立された朝鮮老齢者保護基金は、多くの単位の財政的および物質的協力を強化することにより、高齢者の健康増進と福利のための生活条件と施設を整えるのに貢献する。

　朝鮮老齢者保護基金は常設的な非政府機構だ。

　同基金では寄付証書を発給し、寄付の度合いにより、さまざまな形態の表彰も行う。【平壌支局】

［朝鮮新報 2007.8.6］