〈6者団長会談〉 北京で朝米会談 相互の大使館を訪問 |
【北京発=李相英記者】6者会談団長会議の開幕に先立ち17日、朝鮮と米国間の会談が北京で行われた。
6者会談朝鮮側団長の金桂官・外務次官と米国側団長のクリストファー・ヒル国務次官補は、北京到着後に互いの大使館を往来しながら、3度にわたり対話を行った。双方は駐中米国大使館で初の両者対話を行ったあと、南朝鮮代表団の宿泊先となっている市内のホテル(中国大飯店)で昼食を共にした。また、午後も朝鮮大使館に場所を変えて対話を続けた。対話は3時間半以上にわたり行われた。 金次官は昼食後、記者らの質問に「食事を共にして生産的な話をした」と短く述べた。 一方、ヒル次官補も「良い食事で、実務的な雰囲気だった」としながら、「討論はなかったが多くのことを検討した」と話した。 双方は具体的な協議内容について多くは語らなかった。 また同日夜遅く、宿泊先へ戻ったヒル次官補は、朝鮮側との協議内容について「次の段階に行う措置の段階タイムテーブルについて全般的に良い意見交換をした」と述べ、「今のところ障害物はない」と説明した。 一方この日、会談議長国である中国を除いた南朝鮮、ロシア、日本も相ついで両者接触を持つなど会談開幕を控えて活発な外交活動を繰り広げた。 今回の団長会議は、3月に開催された第6回6者会談がマカオの「バンコ・デルタ・アジア」(BDA)の凍結資金問題が解決しなかったことにより休会してから4カ月ぶりの開催となる。 この間、「2.13合意」履行は一時中断状態に置かれたが、BDA問題が解決し、合意履行プロセスに拍車が掛かっている。 また、今月14日からは朝鮮の核施設稼動中止、封印を検証、監視する国際原子力機関(IAEA)人員が現地で活動を始めた。 [朝鮮新報 2007.7.20] |