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6.15大祝典 破たんの危機はハンナラ党の策動 祖平統・書記局報道

 祖国平和統一委員会(祖平統)は、平壌で開かれた6.15民族統一大祝典でのハンナラ党の策動と関連して22日、書記局報道第931号を発表した。

 周知のように、14日から17日まで平壌で開かれた6.15共同宣言発表7周年記念民族統一大祝典が、ここに入り込んだハンナラ党の策動によって破たんしそうになったすえ、何とか成就した。

 ところが、現在これに関し南朝鮮では事態の真相をわい曲する不穏当な発言が出ている。

予定より二日遅れて民族団結大会を行い、民族大団結宣言を朗読する北、南、海外側の代表(左から海外、北、南)

 ハンナラ党代表をはじめ主要党職者らは、むしろ自分たちが「被害者」であるとしたあげく、北が今年に南朝鮮で行われる大統領選挙でハンナラ党が執権できないよう意図的にハンナラ党の問題をもって大祝典を破たんさせようとしたと言っている。

 今祝典が陣痛を経たのは全的にハンナラ党のせいである。

 ハンナラ党は、6月15日を「国恥日」と冒とくして共同宣言の廃止を主張しながらそれを全面的に否定してきたし、共同宣言の履行をことごとく悪らつに妨害してきた反6.15集団である。

 しかも彼らは、6.15共同宣言実践南側委員会に政党として加入もしていないので、今祝典に参加する何の名分や資格、体面もなかった。

 6.15共同宣言実践北側委員会は、このようなハンナラ党が大祝典に参加すれば行事進行に障害をきたす恐れがあるので、彼らの大祝典参加を原則的に拒否すると数回にかけて強調し、通知もした。

 にもかかわらず、ハンナラ党は執ように「大祝典のゲスト」という看板を掲げて祭典に入り込み、徹底的に「個人資格」としてのみ参加するという事前の約束を覆して「国会第1党の代表」として幹部席の一番前に座ると言い張りながら、大祝典の基本行事である民族団結大会の進行を必死になって阻んだ。

 問題解決のための北側委員会の雅量のあるいかなる提案も、ハンナラ党には通じなかった。

 結果、数千人の平壌市民と内外が注視するなか、民族団結大会が2日間も遅延するなど、大祝典史上にない見苦しい事態が起きた。

 これが今祝典のてん末であり真実である。

 今祝典が成功裏に行われて6.15支持の雰囲気が高まるのは、選挙を控えたハンナラ党にとって絶対的に不利なことであった。

 それゆえ、ハンナラ党は大祝典を破たんさせる目的で南側代表団に自党の議員を入り込ませて行事に障害を作り、その議員たちだけが静かに退けば何の問題もなかったはずなのに、最後まで意地を張った。

 果ては、今回参加したハンナラ党議員たちは、自分らは帰れば「大祝典を破たんさせたことで英雄になる」とまで言いふらした。

 今祝典を破たんさせて大統領選挙に悪用しようとしたのは、ほかならぬハンナラ党である。

 諸般の事態は、北南統一運動にハンナラ党が加われば、できる事もできなくなり、ハンナラ党が勢いを得ると北南関係が破たんし、朝鮮半島に対決と緊張の狂風が吹き付けるということを民族の前にはっきり示した。

 全民族は、今祝典を破たんさせて自らの政治目的を実現しようとしたハンナラ党の妄動を絶対に許さないであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.6.27]