朝鮮外務省スポークスマンは、マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」（BDA）の凍結資金問題が解決されたことで２５日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

　BDAに凍結されていた資金がわれわれの要求どおり送金されたことにより、ついに厄介であった凍結資金問題が解決された。

　凍結解除された資金は、計画どおり人民生活向上と人道的な目的に使うようになっている。

　われわれが凍結資金問題を重視したのは、金額が大きかったからではなく、それがわれわれに対する敵視政策の集中的表れであるためである。

　これは、６者が確言した「行動対行動」の原則にも合致する。

　凍結資金問題が解決されたので、われわれも「行動対行動」の原則に基づいて「２．１３合意」履行に入ることになるであろう。

　その一環として、２６日から平壌で国際原子力機関（IAEA）実務代表団と核施設稼動中止および検証監視に関連する協議を行うことになる。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2007.6.27］