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北側主催で歓迎宴会

乾杯する各代表団メンバーら

 南側と海外側代表団を歓迎する宴会が北側委員会の主催で14日夕、人民文化宮殿で行われた。

 宴会では北側委員会の安京浩委員長と南側の丁世鉉民和協常任議長、そして海外側委員会のキム・スヘ委員(在カナダコリア連合会会長)が各側を代表して演説した。

 演説者たちは一様に、6.15の流れに逆行しようとする内外の挑戦に立ち向かい民族の共同歩調を取っていくことの重要性を指摘した。

 「6.15が開いた『わが民族同士』の道は、統一への近道だ。この道が崩れれば、この地に再び対決と分裂の暗闇が立ち込めるようになるだろう」

 安京浩委員長は民族の和解と団結、交流と協力で成し遂げられた道のりを逆戻りさせようとする動きに警鐘を鳴らしながら、共同宣言の目指す道に沿って変わらず進むことを参加者に呼びかけた。 

 「民族が軸となる平和を一時も早く構築すべきだ」

 南側の丁世鉉常任議長も「6.15は内外から多くの挑戦を受けている」としながら、これを克服し民族の希望に満ちた未来を切り開くためには「南と北の開かれた姿勢で知恵を発揮し、民間だけでなく当局も対話と協力の復元のために格別な努力を傾けて相互信頼を高めるべきだ」と強調した。

「祖国統一のために!」

 演説者らの乾杯の音頭に続き、テーブルのあちらこちらから統一行事の場で耳慣れた「祖国統一のために!」という乾杯のフレーズが聞こえてきた。

 久々の出会いを喜び旧知の友らが抱擁する姿、平壌での初対面を意義深いものにしようと誓う参加者たち。宴会場に響きわたる乾杯の音と、笑い声は止むことを知らなかった。

 「北、南、海外が一堂に会し、まるで統一したようだ、本当に気分がいい」

 初めて北側を訪問し三者共同行事に参加したという南側の黄商圭環境運動連合政策処長は、行事期間に北側代表らと環境分野の協力事業について多くの意見を交わしながら、北南間の和解と統一に寄与したいとの希望を語った。

[朝鮮新報 2007.6.20]