軍事的挑発行為続ければ対応策 海軍司令部報道 |
朝鮮人民軍海軍司令部は5月30日、南朝鮮軍戦闘艦船が同日、西海の北側領海深くに侵入したことで報道を発表し、次のように指摘した。 30日の午前11時20分頃、南朝鮮軍は7隻の戦闘艦船を黄海南道康梃S双橋里西南方の北側領海深くに侵入させ、これに先立って7時45分頃と10時40分頃にも2隻の戦闘艦船を同水域に送り込んだ。 わが方が情勢を緊張させない目的で対話器を通じて即時撤収することを求めると、南朝鮮軍は「射撃する」「懲罰する」という好戦的な妄言まではばかることなく吐いた。 これは、同水域の情勢を一触即発の危機へ追い込む重大な軍事的挑発であり、人民軍軍人の高度の忍耐力と自制力に対する耐えがたい挑戦である。 南朝鮮軍の無分別な軍事的挑発によって今、朝鮮西海上では任意の時刻に新たな武力衝突が起こりかねない超緊張状態が生じている。 わが人民軍軍人は、南朝鮮軍の軍事的挑発を鋭く注視しており、もし、このような挑発行為が続けば、われわれは然るべき対応策を講じるということを警告する。 南朝鮮軍は、事態の重大さをしっかり認識し、分別のある行動を取るべきである。 【注】朝鮮人民軍海軍司令部は、5月21日にも南朝鮮軍の軍事的挑発行為と関連して報道を発表し、軍事的挑発行為に引き続き執着するなら、それから招かれるすべての結果に全責任を負うことになるだろうと警鐘を鳴らしている。 また5月9日には、同司令部スポークスマンが南朝鮮軍が朝鮮西海水域の情勢をいっそう緊張させていることを非難する談話を発表した。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2007.6.4] |