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朝鮮で医学科学討論会

400余件の医学論文発表

 金日成主席の誕生95周年を記念する全国医学科学討論会が7〜9日まで平壌で行われた。

 討論会では、「金日成主席がもっとも優れた社会主義保健医療制度をうちたて、勤労人民の運命と健康保護増進の輝かしい前途を示した不滅の業績」と題する討論を朝鮮医学協会の金仁国副委員長が行った。

 討論者は、主席が完全で全般的な無料治療制と予防治療制、医師担当区域制を基本とするもっとも先進的な社会主義保健医療制度をうちたて、革命と建設の各段階で人民的な保健医療施策を実施したことに言及した。

 続いて、衛生防疫学、基礎医学、内科学、外科学、高麗医学、薬学の分科別討論会が行われた。

 各分科討論会では、保健医療活動を情報産業時代の要請に即して行っていくうえで価値のある問題を反映した400余件の医学科学技術論文が発表された。

獣医防疫部門発表会

 獣医防疫所創立60周年を迎え、科学技術発表会が9、10の両日、人民文化宮殿で行われた。

 朝鮮科学技術総連盟中央委員会の主催で開かれた発表会には、全国各地の獣医防疫部門の活動家、科学教育部門の科学者、技術者が参加した。

 発表会では、獣医防疫事業と家畜疾病診断を科学的に行うための方法を開発する過程に収められた190余件の成果と経験が紹介された。

 発表会では、実用価値のある獣医防疫事業の成果と経験を発表して優秀な評価を受けた科学者、技術者に当該の証書が授与され、表彰が行われた。

脳神経外科学討論会

 獣医防疫部門発表会と同じ日、脳神経外科学平壌医学科学討論会が人民文化宮殿で行われた。

 討論会には、朝鮮医学協会の金仁国副委員長をはじめ朝鮮の保健医療部門の活動家と世界脳神経外科学会副会長でアジア・オーストレイシア脳神経外科学会会長の神野哲夫氏(藤田保健衛生大学名誉教授)を団長とする日本代表団、在日本朝鮮人医学協会の金大植副会長が参加した。

 討論会で朝鮮の保健医療部門の活動家は、「慢性硬膜下血腫の際に脳構造物に及ぼす応力と変位分布に対する研究」「脳腫瘍の3次元再構成模型化と有限要素法による応力と変位分布解釈に対する研究」などと題する論文を発表した。

 日本代表団メンバーは、「特発性三叉(さ)神経痛と片側顔面痙攣(けいれん)の微細血管減圧術について」「特発性三叉神経痛に対するガンマナイフ治療」などと題して討論を行った。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2007.5.16]