内閣の06年活動状況と07年課題に関する報告 |
最高人民会議第11期第5回会議で内閣副総理の郭範基代議員が内閣の2006年の活動状況と07年の課題について報告した。その要旨は次のとおり。 ▼昨年 【成果】社会主義経済建設において貴重な成果が収められ、人民経済部門の総収入額が前年に比べて伸び、主要工業製品の生産が著しく増えた。先行部門をはじめ主要工業部門に投資を集中して民族経済の自立的土台がいっそう強固になり、新たな飛躍の足場が確固と築かれた。 科学研究部門に対する国家的投資が増えて科学技術発展国家重点対象課題遂行において進展が遂げられ、数多くの発明と科学研究成果が収められて生産を活性化し、人民経済の技術改造に寄与した。 ▼今年 【中心課題】すでに築かれている農業と軽工業の土台に依拠して人民生活を向上させ、人民経済4大先行部門(電力、石炭、金属工業と鉄道運輸)を盛り立てて全般的経済の生産潜在力を最大限発揚させ、人民経済の現代化を引き続き力強く推し進め、社会主義経済管理問題を朝鮮式に円滑に解決していく。 【各部門】今年も農業を天下の大本としてとらえて国家的な力量を集中し、朝鮮労働党の農業革命方針を貫徹することにより、人民の食の問題解決において画期的な進展を遂げる。 主要軽工業部門工場の現代化を推し進め、工場、企業所の生活必需品生産拠点をより充実させて生産を正常化するようにし、一般消費財の品種を増やして製品の質を高める一大旋風をまき起こす。 【科学技術】重要科学研究課題を成功裏に遂行して中核基本技術と先端科学技術の発展において決定的な進展を遂げ、人民経済の現代化において提起される科学技術上の問題を円滑に解決する。人民経済の各部門、各単位で科学技術をとらえて経済活動を企画し、手配、展開することを鉄則とし、生産と科学技術を密着させて経済成長において科学技術が占める寄与分を系統的に高める。 【対外経済】発展する現実の要求に即して対外経済活動の改善、強化に大きな力を入れて輸出品生産を増やしながら貿易を多様化、多角化して貿易額を画期的に高め、主体的立場に確固と立って外国との経済技術的協力と合弁、合作を積極的に実現していく。 【経済管理】社会主義原則と実利保障の原則に立って経済管理問題を現実性のあるものに解決し、当面して人民経済のバランスの取れた発展を遂げるための計画化方法問題、勤労者の創造的能力を最大限発揮させる問題などの解決に力を集中する。 [朝鮮新報 2007.4.20] |