top_rogo.gif (16396 bytes)

盛んに行われる建設、国土管理 平壌をはじめ地方でも

 朝鮮各地で建設や国土管理作業が盛んに行われている。

3、4月は春季国土管理期間

 3、4月の春季国土管理総動員期間に、平壌市で全国を樹林化、園林化するための植樹作業、大同江堤防保守作業が行われている。

 万景台区域をはじめとする市内全ての区域では、通りと村の機関や企業所周辺に、平壌カエデ、ポプラなどの木を植えて、木が生い茂るようにするための事業を行っている。

 勝湖区域を含む周辺区域では、山に朝鮮五葉松、朝鮮ゴシュユ、栗の木、朝鮮唐松など経済的な木を多く植えている。

 江南郡では、泥に石を入れて盛土をしたあとに長石をかぶせる、柳浦里大同江堤防保守工事が最終段階で行われている。この工事が終われば、この一帯の多くの農地を洪水から保護し、穀物の収穫量を高められるほか、この地帯の人々の生活を安定させるのに大きく役立つという。

 江東郡では春季国土管理総動員期間に江東―太岑線道路の技術改造と、花岡、順昌地区の橋建設を計画している。 

錦繍山宮殿に朝鮮式公園

 錦繍山記念宮殿の100ヘクタールにのぼる樹木園に朝鮮式公園が新しく造られることになり、その工事がまもなく始まる。この樹木園は金日成主席逝去後に作られ始めた。

 これまでの朝鮮式公園は広場と人工湖、湖上にかかる烏鵲橋と滝、3つのなだらかな丘、その周辺の樹林などで形成されていた。

 樹木園関係者によると新たに作る朝鮮式公園は、その規模をさらに大きくし、民族的特色を活かす方向で整備されるという。

 湖水周辺には芝生をつくり、そこでバドミントンやテニスをはじめ簡単なスポーツやレクリエーションなどができるようになる。公園のあちこちに石彫刻像を建て、木々の間には葡萄や藤の木の蔓のようなものをめぐらせる。湖畔には亭閣を建て朝鮮式公園の粋をさらに生かす計画だ。

 公園周辺樹林には早く育ち樹種の良いアケボノスギとイチョウを中心に植えて、果樹とつつじ、バラ、紅梅、白梅のような潅木を多く植えて、美しい林を作る。

 公園入り口は、朝鮮式公園の全景を一目で見渡すことができるように潅木のイブキや花を植える。

開城歩道、黒ブロックで装飾

 開城ガラス工場は黒色の歩道用ブロック生産工程を導入、大量生産を開始した。

 開城市は歴史遺跡が多い都市だ。現在、市街中心地の南大門から、開城民俗旅館まで民俗通りが形成されているが、この区間の歩行者用道路を周辺の歴史遺跡建物と調和させて、古典美が感じられるように黒色の歩道用ブロックで装飾する。

 朝鮮では昔このブロックを、粘土をいぶして作ったとされる。

 高麗成均館の科学者たちは、このようなブロックを工場で生産するために、技術資料を調査して数十回の実験を行った。その結果、ある工場から出される廃棄物で、ブロック生産に必要な顔料を作る技術を見出した。廃棄物を焼成しススと混ぜることによって、光沢があり色が鮮明な黒色顔料を作り出し、セメントと石炭灰、砂利の合理的な調合比決定と振動充填、成形で起こる技術的問題を解決し、黒色の歩道用ブロック生産工程を完成させた。

【平壌支局】

[朝鮮新報 2007.4.11]