関係者ら参加し竣工式

　４年前から平壌市が進めてきた市内の上水道能力拡張工事の竣工式が２日、行われた。

　工事は２００３年８月に始まり、昨年９月に終了した。クウェートアラブ経済開発基金の協力の下で行われたこともあり、大きな注目を集めた。

　竣工式には、都市経営相と平壌市人民委員会副委員長、都市経営省副相、平壌市上下水道管理局局長をはじめ、平壌市内の主要幹部とクウェートアラブ経済開発基金副総局長、朝鮮駐在クウェート大使らが参加した。

　演説したチェ･ジョンゴン都市経営相は、技術者や労働者が工事に傾けた努力について言及し、工事を支援したクウェートアラブ経済開発基金に対する謝意を表した。また、今後もクウェートアラブ経済開発基金との相互協力を通じて両国の民間親善協力関係がさらに発展するであろうとの確信を表明した。

　今回の工事では、送水管と給水管を新設または交換して、水源地とポンプ場の能力を高めることに重点が置かれた。

　竣工式に参加した関係者らは、クウェートアラブ経済開発基金の貸付協力で建てられた平壌市上水道中央制御室の一部を見学した。

　また、クウェートアラブ経済開発基金ヒシャム･イブラハム･アル･ワカヤン副総局長を含む同基金代表団一行が、中央制御室内の実験室、水総合分析室、自動情報制御室などを見て回った。一行は今後も朝鮮人民との親善協力関係をさらに強化していく意向を示した。（平壌支局）

［朝鮮新報 2007.2.9］